日々の仕事や暮らしの中で感じた事を、弊社社員が呟きます。
・2024年1月22日
2019年に元号が令和になり、今年は早くも令和6年。あっという間だったような気がします。そして、来年は昭和100年を迎えます。
IT業界で「昭和100年問題」というのがあるそうです。昭和の時代に導入したコンピューターシステムが「年」の処理を正常に扱うことができず、誤作動を発生させる可能性があるそうです。
「年」の情報を2桁で処理しているアプリソフトでは、内部処理において平成(1989年1月8日)以降も昭和が連続しています。例えば日付を「yymmdd」と記述る場合、平成2年3月1日を昭和換算して「650301」として処理しているケース。画面表示や帳票印字は「平成」に置き換えていますが、内部では年を2桁で処理しているので、今年の大晦日「991231」(昭和99年12月31日)の翌日は「000101」(昭和00年1月1日)と数字が一巡してしまい、誤作動の原因になる可能性があるそうです。
1ビットをいかに節約するかという当時の問題から、当時のエンジニアがメモリ節約のために「年」を2桁で表現したのが原因のようですが、先の不安をそのままにしておくと、後々厄介なことになりますよと教えられているような気がします。
大阪事務所 K