日々の仕事や暮らしの中で感じた事を、弊社社員が呟きます。
・2019年03月25日
数年前、人事異動で担当してくださることになった取引先のYさん。訪問して初めてお会いした時に仕事の話より趣味の話で盛り上がりました。アコースティックギターを数本持っておられ、ギターを弾く人なら多くが憧れるマーティンのギターも持っておられると聞いて羨ましいなと思いました。「それでもまだ欲しいギターがあるんです」と恥ずかしそうに仰られ、その気持ちとても良くわかりますと私が強く同意して笑い合いました。
物腰が柔らかく、穏やかで聞き上手なYさん。友人にこんな方がいたらなぁとYさんの人柄に魅かれました。是非近いうちに飲みに行ってギターの話をいっぱいしましょうねと約束しましたが、機会を逃してしまい、約1年くらいで異動になられました。
そんなYさんが先日、天国に旅立たれました。病魔(癌)と戦われた数年でした。担当していただいている時に癌が見つかり、入院することになりましたと仰られた時もおだやかな口調で、心の強い方だなと尊敬の念を抱きましたが、心中はお辛かったと思います。
退院後は家族がおられる地域の営業所に、所長として異動になられました。その営業所に2度ほど伺ってお会いしましたが、思ったよりお元気そうに見えたのですが、癌が再発し、帰らぬ人となってしまわれました。
葬儀場には主を無くした2本のギターが飾られていました。同世代のYさんとゆっくり話がしたかったなぁと改めてそう思いました。Yさん、お疲れ様でした。そしてゆっくりお休みください。
東京営業所 K