日々の仕事や暮らしの中で感じた事を、弊社社員が呟きます。
・2017年8月28日
メキシコ湾で発生したハリケーンが、8月26日にアメリカ南部のテキサス州に上陸しました。中心気圧93 8ヘクトパスカル、最大風速はおよそ60メートルで、ハリケーンの強さとしては5つの段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」。カテゴリー3以上の状態でアメリカに上陸したのは、2005年にフロリダ州に上陸したハリケーン「ウィルマ」以来12年ぶりなのだそうです。
このニュースを聞きながら、台風とハリケーンの違いは何だろうという疑問が湧いてきました。日本ではハリケーンは発生しないのか?、それともハリケーンと台風は同じなのでしょうか?。
ということで調べて見ました。どうやら発生した地域で分類されるようです。
台風(typhoon)
太平洋北西部で発生した熱帯低気圧。語源はギリシャ神話最大の怪物デュポン(typhoon)。
ハリケーン(Hurricane)
大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生した熱帯低気圧。語源はカリブ海の邪神ウラカーン (huracan)
サイクロン(Cyclone)
インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生した熱帯低気圧。語源はギリシャ語のkyklon(circle)。
ハリケーンでも台風でも、一定の地域を超えれば名称が変わるようです。2006年に北東太平洋で発生したハリケーン【イオケ】は、西進して経度180度を越えたため台風12号になりましたた。このように、区域を跨って台風に変わったものを越境台風と呼ぶそうです。
今回のハリケーンは【ハービー】という名前が付けられました。私の記憶では女性の名前が多いのですが、調べて見ますと、George R. Stewart
が "Storm"(1941年)という小説を発表、小説内で著者がストームに女性名 "マリア" とつけたところ、空軍や海軍の気象学者はその本に刺激を受け、太平洋で発生した熱帯暴風
に母国においてきた愛妻あるいはガールフレンドの名をつけるようになったそうです。親しみやすくする目的だったようですが、1979年以降は男女同権を尊重して男女の名前を交互に用いるようになったそう
です。
日本の台風においても、昭和22年9月に発生した台風が【カスリーン(キャサリン)台風】、昭和50年9月に発生した台風には【ジェーン台風】と名付けられました。第二次世界大戦後、連合軍気象隊が台風の発生順序に従ってABC……の頭文字をもつ女性名を順次つけたことによるそうです。
東京営業所 K