日々の仕事や暮らしの中で感じた事を、弊社社員が呟きます。
・2019年10月07日
お盆休みに何気なく高校野球を観ていると、前日から強い雨が降ったにもかかわらず、予定通り試合が行われていることにさすがだなと感心しました。
そういえば、2017年のクライマックスシリーズ、阪神―DeNA戦でも阪神園芸の神整備で試合が滞りなく行われたことを思い出しました。長雨で完全に水が浮いた状態の内野の土を試合が行えるレベルにまで水を引かせる技術に驚きました。
では、外野の芝の管理はどうしているのでしょうか?
フリーアナウンサー土井麻由実氏の記事によると、芝は季節によって冬芝と夏芝を使い分けているそうです。冬芝は一年草で毎年10月頃に種を蒔きます。一方、夏芝は枯れた後も地中で眠っており、気温の上昇とともに自然に地上に顔を出し成長します。5月中に冬芝を間引いてやることで夏芝が地中から出てきやすいようにしているとのことです。
また、芝に直径約1センチ、深さ10センチほどの小さな穴を約5センチ間隔で開けていくと、硬くなった地中の土がほぐれ、根が呼吸しやすくなり、芝が元気になるそうです。
さらに、芝全体の表面の凹凸をなくし均一にするため、砂をまいているそうです。10tトラックに3台分、合計21立方メートルの砂を何度も何度も往復してグランドに運び、丁寧に散布していきます。この作業にいち早く気づくのが福留孝介外野手だとか。足裏の感覚やボールの跳ね方でわかるようです。
こういった日頃からの積み重ねできれいで使いやすいグランドが出来上がっているのだとわかり、とても感心しました。弊社も機械部品や建築資材の材料を提供するいわば「縁の下の力持ち」。阪神園芸の仕事姿勢を見習いたいものです。
大阪事務所 K.T